結局カメラってどう選べばいいの?
スマホのカメラが高機能になりすぎている。
撮影の仕事もしているので、カメラ機材は揃えているのですが、仕事で撮影以外ではスマホのカメラで撮ることが多いです。
特にブログに載せる程度の記録写真であれば、スマホで十分。
最近コンデジが売れないそうですが、そりゃこれだけスマホで写真撮れてしまえば態々別に買わないですよね。
スマホのカメラじゃ駄目なこと
物撮りであればスマホで十分なのですが、基本的にスマホのカメラは単焦点ですので
・ズームするとデジタルズームなので画素が荒くなる。
ズームして撮りたいような場合スマホでは避けておいたほうが良いです。
・動き物には弱い。
フォーカススピードが遅いので動くものには弱いです。
・暗所にも弱め。
最近は随分暗所にも強くなってきましたが、まだ弱いと言えます。
見るべきスペックは?
・ズーム幅
良く35mm換算でと書いてある物。自分の使いたい画角で選びます。
・F値
これはレンズの明るさの値で、数字が低ければ低いほど暗所に強くボケ味の出せます。
・ISO
この感度が高い値を出せれば出せるほど、暗所に強くなります。
ただ高くするとノイズが大きくなるので、作例などを見て自分が気にならない程度のノイズかどうか確認するほうが良いです。
・撮影素子の大きさ
これは何型という数字で書かれており、大きければ大きいほど撮影する面に余裕が出来るので綺麗な写真が撮れやすくなります。
劇的に変わるには。
正直なところ相当お金がかかります・・・
キヤノンやニコンのフラッグシップに、大三元レンズとマクロと単焦点数本。
余裕の100万円オーバーコースです。
仕事でカメラを使う方や、余程金持ちか凝り性の人にしかお勧めできません。
コンパクトデジカメは?
ISO感度が高い所まで使えるモデルがあり、暗所に強くなることは出来ます。
スマホのカメラでは暗所に不満のある方であれば、ニーズに合った高感度に強いコンデジの導入で不満が解消されるでしょう。
エントリーモデルのレンズ交換式は?
フォーカススピードがスマホより格段に上がるので、動き物には強くなります。
ただしエントリーモデルのキットレンズは大体F3.5始まりと暗いレンズなので、暗所には左程強くなれません。
昼の明るい所での動体に強くなれますので、屋外の運動会などのシーンでは劇的に撮れるようになります。
使い方、ニーズで大分選び方が変わる。
あらゆる場面で良い写真となってしまうと、上記の様に行き着くところまで行ってしまわないと難しいのです。
そうなると勿論大きさも大きくなりますし、正直毎回お出かけのたびに持ち出すという大きさではないです。
お勧めのカメラは?
コンパクトデジカメであれば「FUJIFILM XQ1」
今丁度生産終了になるところで、お値段は25000円程度。
ISO最大12800、35mm判換算:25mm~100mm相当、F1.8(広角)~F4.9(望遠)
スマホのカメラより数段UPして、しかも値段もお手頃。
スナップカメラとして活躍するでしょう。
レンズ交換式カメラであれば、ちょっと値段ははりますが
キヤノンEOS 7D Mark II EF-S18-135 IS STM レンズキット(24万円ほど)
このクラスを買えば、動体にも暗所にも明らかな違いを感じられます。
最後に
先にお勧めしたEOS 7D Mark II の前のモデル、EOS 7Dが5年間キヤノンのAPS-Cのフラッグシップであり続けたように、最近はボディも長い間使えるスペックになってきました。
カメラに興味のある方は、是非レンズ交換式一眼に飛び込んできてほしいと思います。